平屋とは?
平屋は2階がないワンフロアの住宅のこと。リビング、寝室、水回りなどがすべて同じ階にあるため、高齢になって足腰に不安が出てきた際も、階段の上り下りに苦労せずに済みます。また平屋は昔ながらの日本の家屋に多い建て方ですが、近年はデザインや間取りにこだわった住みやすい平屋も増えてきました。背景には、近年一世帯当たりの家族の人数が減っていることが挙げられます。単身世帯や夫婦2人世帯が増え、さらに子どもの数が減ったことも関係があるでしょう。2020年の国勢調査によると、阿波市13,029世帯の一般世帯平均人数は2.7人です。こうした家族の在り方の変化も、平屋の人気を後押ししていると言えるでしょう。
参考元:阿波市|市の概要、位置、面積、人口
参考元:阿波市|市の概要、位置、面積、人口
平屋に住むメリット
では平屋にはどのようなメリットがあるのか解説します。
バリアフリー環境を整えやすい
平屋は階段がなくすべてがワンフロアで完結するため、バリアフリー環境を整えやすい、というメリットがあります。高齢になって階段の上り下りに危険を感じたり、子どもが段差につまずいたりする心配がなく、安心して暮らすことができるのです。
生活動線をコンパクトにできる
洗濯や掃除などの家事をする際に、階段の上り下りが必要ないため、生活動線をコンパクトにできるでしょう。1階と2階に掃除機をかけたり、1階で洗濯して2階に干したり、といった手間をなくせます。
家族の様子がわかりやすい
平屋は同じフロアで家族全員が過ごすため、お互いの様子がわかることもメリットです。自然と顔を合わせやすい間取りなので、コミュニケーションが取りやすい家と言えます。
構造的に安定していて間取りの自由度が高い
さらに平屋は構造的に安定しており、2階を支える必要がないことから耐震性が高いメリットも。必要な柱や壁も少ないため、大空間をつくれる自由度の高さも人気の秘訣です。
平屋に住むデメリット
次に、平屋を建てる際にデメリットとなる点を解説しましょう。
コストがかさむケースも
平屋は同じ延べ床面積で比べると総2階の建物より、屋根や基礎は大きくなり、広い敷地が必要です。そのため基礎コンクリートや屋根材にかかる費用がかさみ、土地にかかるコストが高くなることはデメリットと言えるでしょう。
>>参考コラム:吉野川市の注文住宅の費用相場は?コスト削減のコツや外せないポイントも紹介
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周辺環境によっては日当たり・風通し・プライバシーに注意
平屋は高さがないため、周辺環境によっては風通しや日当たりが悪い家になってしまいます。また窓や出入り口が1階に集中する平屋は、道路沿いや隣家からの視線が気になることや、防犯面が心配になる点もデメリットと言えるでしょう。プライバシーを守れるよう、周囲からの視線を避ける間取りや、防犯設備の導入などを検討するのがおすすめです。
平屋を建てるときの注意点とは?
平屋を建てる際は特に、建ぺい率に注意しなければなりません。土地には都市計画法によって、用途や建ぺい率が指定されています。土地の用途とは、その土地に建てられる建造物の種類や高さを制限するもので、建ぺい率は敷地面積に対してどのくらいの割合の広さの建物を建てられるかを表したものです。土地を購入した後で、建てたい大きさの建物が建てられなかった、ということがないように、あらかじめ用途制限や建ぺい率について確認しておきましょう。
平屋における災害リスクとは?
平屋は高さが低く、重心が地面に近いことから、構造的に安定しており、地震の揺れに強い利点があります。ただし平屋が地震に強いかどうかは建物の構造設計の内容によって異なります。また、平屋は水害が発生して床上浸水したときなどに、逃げ場がないことがリスクと言われます。しかし近年では集中豪雨が増え2階まで浸水するリスクもあり、2階建てだから安心とは言えません。また平屋は2階がないことから、水害発生時に躊躇せず、家族全員が避難しやすいというメリットがあるのです。
また、阿波市・吉野川市・美馬市のある徳島県は、一年を通して温暖な気候ですが、夏から秋にかけては台風が多く接近する地域で豪雨にも見舞われます。
クリアライフでは、国の基準を上回る耐震等級3を標準仕様にしているだけでなく、台風など強風にも強い家づくりを行うため、耐風等級2(最高等級)を確保いたします。
参考元:公益財団法人 徳島経済研究所|気候風土
参考元:気象庁|気象情報で引用する過去事例
>>参考コラム:吉野川市で注文住宅を建てるなら!水害対策・耐震性の高さを考えた家づくりを
また、阿波市・吉野川市・美馬市のある徳島県は、一年を通して温暖な気候ですが、夏から秋にかけては台風が多く接近する地域で豪雨にも見舞われます。
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参考元:公益財団法人 徳島経済研究所|気候風土
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平屋の間取りの工夫とは?
平屋では周囲の視線が気になったり、日当たりや風通しが悪かったりすることがデメリットになる場合があります。その際、間取りを工夫することで、デメリットをある程度カバーできるでしょう。
建物をL字型やコの字型にすると、中庭を中心に道路や隣家からの視線を気にせずに過ごせます。中心に中庭を配置することで、日当たりや風通しも良くなります。また、長方形ではなく、建物をくの字に少し曲げた形にして、道路に面している窓からは、通行人や隣家の視線が届かないような工夫をするのもよいでしょう。
また勾配天井を採用して天井を高くしたり、リビングとつながるウッドデッキを作ったりして、開放感のある空間を演出するのも、平屋ならではの間取りとしておすすめです。
建物をL字型やコの字型にすると、中庭を中心に道路や隣家からの視線を気にせずに過ごせます。中心に中庭を配置することで、日当たりや風通しも良くなります。また、長方形ではなく、建物をくの字に少し曲げた形にして、道路に面している窓からは、通行人や隣家の視線が届かないような工夫をするのもよいでしょう。
また勾配天井を採用して天井を高くしたり、リビングとつながるウッドデッキを作ったりして、開放感のある空間を演出するのも、平屋ならではの間取りとしておすすめです。
平屋を建てるのにおすすめのエリア
ここからは、阿波市・吉野川市・美馬市で、平屋を建てる際に、おすすめのエリアをご紹介します。
阿波市で平屋におすすめは市場エリア
徳島県の中央、吉野川の北側に位置する阿波市は、阿讃山脈が連なる自然が豊かな地域です。中でもおすすめのエリアは、市場エリアでしょう。スーパーの「マルナカ市場店」や「ドラッグストアモリ市場店」などがあり、買い物に困ることがなく、幼稚園や小学校も近く、暮らしやすい地域と言えます。
参考元:阿波市|第1次阿波市総合計画 わたしの阿波未来プラン
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吉野川市で平屋におすすめは鴨島エリア
吉野川市は、国道192号線やJR徳島線が通り、徳島市や高松空港など交通の利便性が良い場所です。子育て世帯を中心に特に人気があるのは鴨島エリアです。保育園から高校までの教育機関が充実しているほか、スーパー「キョーエイ セレブ店」「ザ・ビッグ鴨島店」があります。また、鴨島図書館や鴨島公園など生活に必要なものが揃っているので、不便はないでしょう。
参考元:吉野川市|第1章 吉野川市の特性と課題
>>参考コラム:吉野川市の住みやすさを徹底検証!おすすめエリアや家づくりのヒントも紹介
参考元:吉野川市|第1章 吉野川市の特性と課題
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美馬市で平屋におすすめは脇町エリア
四国のほぼど真ん中に位置する美馬市は、穴吹川や剣山などの自然が豊富な一方、生活に欠かせないスーパーや薬局などが揃い、買い物にも困りません。都市部に比べて地価が安く、広い土地を購入することができます。おすすめは脇町エリア。ドラッグストア「キリン堂 脇町店」「デイリーマート脇町店」などの商店や郵便局などの店が点在し、生活しやすいエリアです。
参考元:美馬市移住・定住促進サイト 美馬に夢ひらく|美馬市の魅力
参考元:美馬市移住・定住促進サイト 美馬に夢ひらく|美馬市の魅力
阿波市・吉野川市・美馬市の土地坪単価情報
ここからは国が公表している地価公示価格を参考に、阿波市、吉野川市、美馬市の主なエリアの坪単価と、平屋におすすめのエリアを見てみましょう。まず、徳島県全体における住宅地の2024年の地価公示平均坪単価は160,569円(48,572円/㎡)です。これに対し、阿波市の地価公示平均坪単価は45,678円(13,817円/㎡)、美馬市の地価公示平均坪単価は69,091円(20,900円/㎡)、吉野川市は114,711円(34,700 円/㎡)です。3市の主な地価公示坪単価は以下の通りです。